クリアランスセールの早期化に歯止めをかけようと、今年、三越伊勢丹とルミネの主導によって夏のセール開始日は従来通りの7月1日と2 週間後ろ倒しの7月12、13日に分散した。開催日の分散は粗利の改善などのプラス面もあったものの、総じてみれば消費者のセールへの盛り上がりを削ぎ、在庫処分を鈍らせ、初秋物の立ち上がりが遅れるなどのマイナス面が露呈した。
今冬のセール開始日に関しても三越伊勢丹とルミネは早々と1月17・18日の後ろ倒しを表明したが、夏には賛同した高島屋、そごう・西武、東急百貨店は離脱し、例年通り1月2日の初売りと同時にセールを開始することになった(そごう・西武は元日から営業)。