アサヒビールはホセ・クエルボのテキーラブランド「クエルボ(CUERVO)」のプレミアムテキーラ“1800 ミレニオ(1800 MILENIO)”を7月2日に発売する。価格は2万8300円で、販売数は3000本の予定だ。
“1800 ミレニオ”はメキシコ・ハリスコ州ハイランドで収穫されたアガベを100%使用し、3年以上の樽熟成を経たプレミアムテキーラで、2000年に北米で誕生した。アメリカンオークのカスクで40カ月以上、その後フレンチオークのコニャックカスクで4カ月熟成したアンバーゴールドに輝くテキーラは、ヴァニラを感じるオークのまろやかな香りが特徴だ。その味わいはヴァニラやフルーツ、シナモンの甘さに加え、ミントチョコレートを思わせる清涼感も持ち合わせる。世界3大酒類品評会の1つとされる「IWSC 2024」でトップテキーラに選出された。
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6月27日にはザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町のオールデイダイニング オアシスガーデンで発表会を実施。松橋裕介アサヒビール マーケティング本部 ワイン・スピリッツマーケティング部 部長、ホセ・クエルボのブランドオーナーであるプロキシモ・スピリッツの日本法人プロキシモ・ジャパンのロリー・ブルエット(Rory Bluett)社長、ウォルフガング・アンギャル(Wolfgang Angyal)リーデル・ジャパン代表取締役が登壇した。
ロリー・ブルエット プロキシモ・ジャパン社長は「アメリカでそうであったように、日本でもテキーラ需要が伸びている。現在では世界で7番目に大きな市場となり、最も成長している国の1つ。今日本はテキーラを1番求めてくれる国だと言えるだろう。このように市場の土台が確立できている日本に、絶好のタイミングで“1800 ミレニオ”を届けられることを大変嬉しく感じている」と語る。
発表会の後半にはオーストリアのワイングラスの名門「リーデル(RIEDEL)」のグラスを用いて、ウォルフガング・アンギャル リーデル・ジャパン代表取締役によるテイスティングセミナーを開催。ウォルフガング代表取締役は「『リーデル』は約300年に渡りグラスを作り続ける、家族経営のグラス会社としては最古である。01年にメキシコのテキーラ管理委員会からの要請により、テキーラに最適なグラスを開発した。テキーラが持つ潜在的要素をバランスよく表現し、アルコール度数が高いテキーラのアロマを消さないよう、ワイングラスより細く仕上げている」と、3種のグラスをならべ、グラスの形状により変化するテキーラの風味を紹介した。
アサヒビールが販売する「クエルボ」ブランド合計の23年の国内販売箱数は前年比129%と好調で、特に“1800”シリーズは前年比165%とブランド全体を牽引。今回発売する“1800 ミレニオ”を通じ、更なる顧客ニーズに応え、市場のさらなる活性化を図るという。