ファーストリテイリングの2015年8月期は連結で売上高が1兆6817億円(前期比121.6%)、本業のもうけを表す営業利益が1644億円(同126.1%)、当期利益が1100億円(同147.6%)と大幅増収増益で過去最高を達成した。1年間で売上高が2988億円増収したわけだが、内訳は、海外ユニクロが1900億円、国内ユニクロが644億円、グローバルブランドが440億円となっている。これで、海外ユニクロの売上高は6036億円となり、売上高構成比は35.9%、国内ユニクロは7801億円で46.4%、グローバルブランドが2953億円で17.6%となった。グローバルブランドに属するジーユーは売上高1415億円(前期比131.6%)、営業利益164億円(同274.9%)となった。
16年8月期の連結業績予想は、売上高1兆9000億円(同113.0%)、営業利益2000億円(同121.6%)、当期利益1150億円(104.5%)を見込む。国内ユニクロ事業の既存店売上高は同104%を見込む。海外ユニクロでは175店舗(うち、グレーターチャイナ100店舗、東南アジア、オセアニアで約40店舗、韓国20店舗、欧州10店舗、米国5店舗)を出店し、大幅な増収増益を計画する。グローバルブランドは約80店舗(ジーユー50店舗、セオリー25店舗、コントワー・デ・コトニエ事業5店舗)を予定する。