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アンダーアーマーが690億円支払うことに合意、7年続いた集団訴訟に幕引き 不正会計の疑い

アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は、2017年から継続している同社株主らが提起した集団訴訟を終結させるため、4億3400万ドル(約690億円)を支払うことに合意した。この訴訟は、同社の15年および16年の売り上げに関する情報開示と会計処理の過程で売り上げを前倒しに計上することで業績が好調であるように見せかけたかどうかが争点となっていた。

アンダーアーマーは、集団訴訟を提起した株主の主張を一貫して否定しており、「訴訟に内在するコストとリスクを考慮し」、原則として合意に至ったと述べている。この合意は裁判所の承認を得る必要があり、承認されれば、同社は3年間、会長と最高経営責任者(CEO)の役割を分離することにも同意することになる。さらに、同社はこの期間中、CEO、最高財務責任者および最高法務責任者に付与される譲渡制限付き株式について、取締役会の人的資本・報酬委員会の承認を得る必要がある。

アンダーアーマーのメフリ・シャドマン(Mehri Shadman)最高法務責任者兼コーポレート・セクレタリーは、「私たちは、当社の販売慣行、会計慣行、および開示が適切であり、この事件において不正行為がないことを確信している。(集団訴訟について金銭を支払って合意したという)この発表は、7年以上続いた問題を乗り越え、訴訟にリソースが割かれることを回避し、重要な戦略的優先事項を実行している時期にビジネスに確実性を提供することができる」とコメントした。

同社は、21年にも米証券取引委員会(SEC)から同様の内容について不正会計の疑いがあるとして法的措置を取られ、900万ドル(約14億3100万円)を支払うことで合意している。

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