高島屋の2013年2月期決算は、売上高が前期比101.4%の8703億円となった。販売管理費率を圧縮した結果、営業利益は同120.7%の254億円と、3期連続の増益となった。
店別売上高は、18店舗中、売り上げが最も大きい横浜店が順次改装中ながら前期並みを確保。売り場面積最大の大阪店は、梅田地区の同業他社の増床への対抗策として心斎橋地区の商業施設も含めた共同販促策を打つなど販促を集中した結果、3年連続で前年実績を上回った。
商品別では、震災の反動で伸長した3月、4月以外は、婦人服をはじめとする衣料品は前年並みの一方で、美術・宝石・貴金属などの高額品が同109.3%と伸長した。