ワールドの2013年3月期は、純損益で7億3600万円の赤字(前期は25億6300万円の黒字)になった。同社が最終赤字を計上するのは、阪神大震災の影響を受けた1995年3月期以来18年ぶり。売上高は前期比102.0%の3364億8000万円の増収だった。だが上期に天候不順、セール時期の分散、店舗販促費の増加などによって在庫や経費が膨らみ営業赤字を計上。下期で収益は持ち直したものの、売上高総利益率が1.5ポイント低下したため、通期の営業利益は同61.0%の71億円に大幅減少し、最終損益が目減りした。業態別の売上高では編集型のライフスタイルストア「シューラルー」「オペークドットクリップ」の積極出店が奏功した「ストア業態」が同111.5%の616億円になり、けん引役を果たした。