三越伊勢丹ホールディングスは2013年4月から、伊勢丹新宿店を始めとする首都圏5店舗の営業時間を30分〜1時間短縮する。導入するのは、伊勢丹新宿店、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店、三越日本橋本店、三越銀座店の5店舗で、伊勢丹新宿店が開業時間が10時から10時半に、三越日本橋店が3階以下の店舗の終業時間を20時から19時半になるほか、8月には5店舗で休業日を2日間設ける。
今回の背景について、「取引先を含めた販売員の労働環境を改善することが、お客さまへの接客・サービスの向上に繋がると判断した。効率化ではなく、あくまで労働環境の改善とお客様へのサービス向上のためであるため、先ずは首都圏の店舗から実行する」(同社広報)という。三越伊勢丹グループは昨年から店舗休業日を導入していたほか、今年2月には伊勢丹新宿店で2週間の営業短縮日を設定するなど、検証を続けていた。先ずは来年度上期の導入とし、下期以降は上期の状況を見て継続するかどうかを判断する。