「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイの2015年4〜12月期連結決算は、商品取扱高が前年同期比121.5%の1119億4100万円、売上高が同129%の377 億5000万円、営業利益が同110.3%の117億円4400万円だった。
ブランドキャンペーンなどのプロモーションなどが奏功し、会員数は前期から約33万人増の403万人となり、アクティブ会員数も増加した。出店ショップの「ゾゾタウン」への入荷数増加もあいまって、商品取扱高は過去最高額を記録した。今期はショップの出店数も増加しており、10〜12月だけでライトオンやサマンサタバサグループ、ABCマートなど、132ショップが新たに出店。通期では250ショップの出店を計画している。
一方で、11月に前倒しで行った"ハイパーセール"によって、売り上げ全体に占めるセールの比率が24%から27%まで上昇したため、平均単価は前年同期比12.5%減という結果を招いた。ユーズド事業の売上高に占める割合が増えたことや暖冬によるアウターの売れゆき低迷なども単価減少の要因となったようだ。
また、通期の商品取扱高目標に対する達成率は4〜12月期で66.6%と厳しい状況だ。柳澤孝旨・取締役兼最高財務責任者(CFO)は、「1〜3月期は前年同期比52%増を達成しなければいけない。しかし、年始のセールも順調だったため、まだあきらめてはいない。セールを前倒ししたことによる影響もないはずだ」とコメントし、通期目標は修正しない方針を示した。