スタートトゥデイの、2013年4〜9月期連結業績は、売上高174億6700万円(前期比113.6%)、営業利益54億4100万円(同188.3%)、経常利益54億5400万円(同188.4%)、純利益34億6700万円(同197.3%)の増収増益になった。主力分野の衣料品やアクセサリーでは、景況感の持ち直しによる消費マインドの改善を受け、底堅く推移。また、利益面については、全商品の送料無料化(2012年11月開始)による運賃収入の減少により、売上総利益率が前年同期比で1ポイント低下した。一方で、プロモーション戦略を見直し、同関連事業を前年同期比で4.3ポイント圧縮。さらにリアルイベント「ゾゾコレ」を開催しなかったことで、営業利益率は3.9ポイント改善し、11%と2ケタに乗せている。
9月25日に開設したガールズショッピングサイト「LA BOO」については、「まだオープンして1カ月なので、影響や状況については判断できない」(前澤友作・社長)としながらも、「ゾゾタウン」と異なる10〜20代女性ユーザーを獲得。現在は「マウジー」「スナイデル」「エモダ」「セシルマクビー」「トップショップ」など、計100以上のブランドが同サイトに出店している。
10月31日には、バーコード読み取りアプリ「WEAR」の配信を開始した。消費者が商品情報やアプリ上のスタイリング提案を得られる一方、多くの商業施設が"ショールーミング化(実店舗で商品を見て、ECサイトで購入する)"につながるとし、導入に慎重な構えを見せている。また、パルコがいち早く導入を決めたが、パルコ経由でECサイト「ゾゾタウン」で購入した場合、スタートトゥデイがパルコ側に手数料を支払うことも明らかになった。手数料の金額は非公開。「当面は500万ダウンロードを目指すが、まずは導入店舗を増やしたい。既存のバーコードを使用するので手間もかからない。メーカーや消費者にとって、使いやすいシステムであることを広めたい」と前澤社長。
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