三井不動産は、マレーシアのクアラルンプール国際空港の敷地内に大型アウトレットモールを5月30日開業する。テナントは順次オープンし、7月末までに店舗面積約2万4000平方メートルに約130店舗が営業する予定。2018年と21年にも拡張を計画しており、最終的には営業面積4万4000平方メートル・約250店の東南アジア最大級のアウトレットモールになる。
施設の名称は「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」。同空港の運営会社との合弁事業で、三井不動産は70%を出資した。年間約4900万人の同空港利用客や周辺100�q商圏の居住者873万人をターゲットに、欧米や日本のファッションブランドはもちろん、地元マレーシアで人気のテナントも多く誘致する。観光客に向けて空港と施設を往復するシャトルバスを設けたり、クアラルンプール市内と空港を結ぶ路線バスを運行させたりする。また買い物前後に登場手続きができる自動チェックインシステムを設置するなど、空港側との全面協力で施設を運営する。主なテナントは「ポロ ラルフローレン」「ボス ヒューゴ ボス」「エルメネジルド ゼニア」「バリー」「スーパードライ 極度乾燥(しなさい)」「アディダス」「プーマ」「オニツカタイガー」「エース」「イセタン」など。
三井不動産による海外アウトレットモール事業は中国・寧波に続く2施設目。現在、台湾と上海でもアウトレットモールの開発を進めている。