「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。95回目は、日々変遷する「透明感」の意味を考える。
ソーシャルエディター浅野:美容業界のSNSで廃れないバズワードといえば「透明感」。ベースメイク、アイメイク、リップとジャンルを問わず使われているのも特徴です。「肌をトーンアップしてくれる」「艶やかに仕上がる」「くすみをはらう」など定義はバラバラではありますが、ブルーやパープルなど寒色系を使用したアイテムが中心。2015年に「アールエムケー(RMK)」が発売した水色のリップグロス“リップジェリーグロス 03 ベビーブルー”の大バズりあたりからキラーワードとして君臨している印象です。
上半期はブルーのアイシャドウがカムバックしましたが、秋冬も「透明感」を打ち出した新作が多数登場します。「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や「クラランス(CLARINS)」「M・A・C」は、艶タイプでシアーな発色のバームタイプのリップ、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」はブルーピグメントを配合したリキッドファンデーションを発売します。どれも「透明感爆発!」のキャッチコピーと共にSNSでバズりそうなアイテムばかりです。
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