ファッション

勢いが止まらないTWICEナヨン ソロアルバムで「私の新たな一面を見せたい」

2015年に韓国でデビュー以降、絶大な人気を誇るグローバルガールズグループTWICE。個性と才能が溢れるグループの中でもパワフルなパフォーマンスとキュートな笑顔に目を引くナヨンがアルバム「NA」と共にこの夏、ソロアーティストとして2度目のカムバック。ティザー映像が公開されると共にエネルギー溢れる姿に世界中から注目が集まっている。TWICEとして、そしてソロアーティストとしてこの10年、進化し続けているナヨンの軌跡について尋ねた。

WWD KOREA(以下、WWD):2枚目のソロのミニアルバムが発売になりましたが、アルバム名「NA」の意味は「ひたすら私!」ですね。どのような姿を見せたいと思ったのですか?

ナヨン:グループ活動と違って、ソロアルバムを出す機会が少ないので、少し欲が出たと思います。最初のソロアルバムとは違った一面をお見せしたかったので、全く違うコンセプトを試してみたのですが、普段お見せできなかった私の新たな一面を確認できるはずです。

WWD :J.Y.Park(パク・ジニョン)プロデューサーを筆頭に、オーストラリアのシンガーソングライターであるサム・フィッシャー(Sam Fischer)、キス オブ ライフ(KISS OF LIFE)のジュリー、AKMUのイ・チャンヒョク、サム・キム(Sam Kim)ら、さまざまなジャンルのミュージシャンがアルバムに参加しましたね。作業過程で最も相性が良かったトラックを教えてください。

ナヨン:全ての曲が全部特別ですが、それでも必ず一曲だけ選ばなきゃいけないのだとしたら、キスオブ ライフのジュリーと共演した「Magic」です。女性ボーカルとラッパーがハーモニーを奏でることで、より相乗効果が出る曲なんです。

WWD :タイトル曲「ABCD」の雰囲気が2000年代初頭のポップ界の歌姫達を思い起こさせますね。 ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)、ビヨンセ(Beyonce)ら、当時から素晴らしいミュージシャンがたくさんいます。

ナヨン:実は私はよく知らなかったのですが、今回のアルバムを準備する時、周りから昔の音楽を推薦してもらい、ミュージックビデオやライブ映像をたくさん探して見ました。

WWD :TWICEのアルバムと違って、ソロアルバムは一人でアルバム全体を引っ張っていかなければなりませんよね。今回のアルバムを制作する上での一番の挑戦はどのようなものでしたか?

ナヨン:振り付けですね!今までやったことのないパワフルな振り付けの動きが多くて、スタイルをうまく生かすのに時間がたくさん必要で、本当に難しかったです。他の振り付けは少し練習すれば、どのように生かすべきかすぐに掴めるのですが、今回の振り付けは難易度が高くて。まだ簡単ではないと思います(笑)。

WWD : パワフルなナヨン!楽しみですね。

ナヨン:「ナヨンにこんな姿もあったんだ」と言ってもらえたら感激だと思います。

WWD :さわやかで清らかで明るいナヨンさんを代表するイメージですね。ご自分で考える最もナヨンらしい姿は何ですか?

ナヨン:そうですね、誰にでもいろいろな姿があると思います。人間ですから、こんな時もあればあんな時もあるじゃないですか。私もそうです。でも、一番私らしい姿は明るくて活発な姿なのかなと思います。

WWD :MBTI(性格診断テスト)の話はしたくなかったんですけど、今回の撮影を準備する中で確信的なISTP型の性格なんだなと思ったんです。すごく細かい部分までこだわっている印象でしたがご自身でもそのように思いますか?

ナヨン:仕事のときは、意識的にいつもより繊細に仕事に向き合うようにしています。普段の生活はむしろ大雑把なところが多いのですが、仕事の時だけは繊細さを意識しています。そうすれば完璧に仕上げることができるし、後で後悔することもないので。MBTIテストは毎回FとTが半々で出るのですが、結構合っているようです。仕事のときは感情的にならないほうが楽なんですよね。

WWD :プロらしい姿勢ですね。TWICEとして、そしてナヨンとして、この10年間、絶え間なく発展を続けてきました。振り返ってみると、どんな思い入れがありますか?

ナヨン:まず、時間が経つのが早すぎると思います。10という数字が持つ意味は特別で、重みを感じます。過去を振り返ってみると、もちろん大変な部分もありますが、後悔することはありません。 それだけ最善を尽くしたからです。着実な成長を遂げてきたので、自分自身の事も誇りに思っています。

WWD :TWICEがここまでロングランできる秘訣は何だと思いますか?

ナヨン:チームワークですね!強固な結束力が、今まで何事もなくチームをうまく維持してきた最大の秘訣だと思います。私たちのメンバーは本当にみんな優しくて大人っぽいです。いつも自分より相手を思いやる気持ちが共通しているので、意見もよく合います。グループ活動をしながら、このように同じ想いで進んでいく事は簡単ではないということをよく知っているので、大きな幸せと幸運だと思います。今はお互いの目線だけでどんな考え、どんな気持ちなのかがすぐに分かります(笑)。

WWD :インスタグラムのフィードには、たまにカメラで写真を撮っている姿が見られますが、主にどんなシーンを撮りますか?

ナヨン:大学で映像映画学を勉強していることもありますし、普段からカメラがすごく好きなので、デジカメ、フィルムカメラなどいろいろ持っています。 でも、結局手に取るカメラは1、2台ですが…一番よく撮るのはメンバーです。

WWD :写真を見たメンバーの反応は?

ナヨン:みんな気に入ったと言ってくれます。アルバムジャケットのイメージに使いたいと言ってくれるメンバーもいましたね。

WWD :写真の最大の魅力は、瞬間を捉えることだと思います。もう2度と来ないこの瞬間、この夏にぜひ残したいシーンがあれば。

ナヨン:ソロ活動を存分に楽しんでいる私の姿です。私はいつも過去も未来もなく、現在が最も重要だと思う人なので、一瞬一瞬が本当に大切ですが、この夏は特に特別です。ファンの皆さんと直接会って顔を見て話せることを考えると嬉しいし、素敵な思い出をたくさん作りたいです。

WWD :賢明ですね。幸せは到達点ではなく、日常で発見できる小さな喜びから生まれるものですからね。

ナヨン:そうなんです。 毎年夏になると食べるフランチャイズのかき氷があるのですが、発売の記事まで探して待って逃さず必ず食べるほど好きです。私なりの夏の儀式みたいなものですが、本当に幸せです(笑)。そういえば、今日家に帰ったら冷蔵庫に入れたスイカを食べようと思っています。もう今から楽しみです!

EDITOR:RUBY KIM

PHOTOS:SINAE KIM

HAIR:HYEYEON JANG

MAKE-UP:JUNGYO WON

STYLIST:MINHYE CHOI 

 
 

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。