高島屋は、29日に開業する「ららぽーと海老名」(神奈川県)に出店したサテライトショップ「タカシマヤ スタイルメゾン」の1号店を関係者に公開した。海老名駅と連絡デッキでつながる2階入り口そばの725平方メートルの売り場に、百貨店のグレードで編集した服飾雑貨、化粧品、食品などを販売する。高島屋横浜店の分店と位置付けられ、ふだん高島屋との接点が少ない30〜40代の女性を取り込む。初年度売上高7億円を計画する。
同店のゾーンコンセプトは「装う」「贈る」「集う」。「装う」の服飾雑貨や衣料品では、バッグで「アンテプリマ/ミスト」「ヴァネッサブリューノ」、婦人靴で「EMU」「スプリングコート」「プーマ」、時計で「ダニエルウェリントン」、ジーンズで「エージー」「ビッグジョン」などの他、高島屋のプライベートブランド品も多く扱う。中心価格は婦人靴で8500〜3万円台、マフラー・ストールで1万弱〜8万円。「贈る」は気軽なプレゼントにぴったりのオーガニックコスメやグロッサリー。「集う」はベーカリーカフェ「アール・ドゥ・パン」を併設する。
横浜駅から相鉄本線で約30分の海老名は、高島屋横浜店の広域商圏になる。高島屋横浜店の山口牧子・副店長は「高島屋の商品やサービスの良さを知っていただくきっかけを作り、横浜店にも新しいお客さまを呼び込みたい」と期待する。