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サマンサタバサジャパンリミテッドの8月中間決算は減収増益

 サマンサタバサジャパンリミテッドの2014年2月期の8月中間連結決算が発表になった。売上高は134億6600万円で前年比99.8%、営業利益7億円(同227.4%)、経常利益8億800万円(同319.5%)、中間期純利益4億2400万円(前年同期は800万円)で減収増益だった。2014年2月期通期決算の連結業績予想は売上高300億円(前期比109.2%)、営業利益18億5,000万円(同184.4%)、経常利益19億円(同202.1%)、当期純利益8億円。同社では、前期に実施した事業構造改革「良い人、良い場所、良い商品、良い宣伝」の効果が表れ、バッグ・ジュエリービジネスを中心に順調に推移し、2013年3月に楽天に完全売却したネットショッピングのスタイライフ社の売り上げをカバーしたと分析。また、スタイライフ社を連結子会社から除外したことに伴い、ファッションブランドビジネスの構成が増加したことによる粗利益率の向上(62.2%から66.5%)が営業利益の大幅アップにつながったと見ている。なお同社は、今年6月に「レストローズ」「シークレットマジック」「レストローズパリ」ブランドを展開するラ・エスト社の全発行済株式を取得したが、この中間決算にはその業績は連結されず、今期の第3四半期からその対象になる。

 

 セグメント別の売上高は、バッグ90億3300万円(前年同期比117.0%)、ジュエリー10億2400万円(同117.8%)、アパレル21億5300万円(同99.7%)、その他(各アイテムのネットショッピング売上高を含む)12億5400万円(同178.9%)。

 

 同社の寺田和正・社長は「来年4月1日からの消費税8%に備え、見た感じよりも価格が安く、付加価値のある商品づくりをさらに進める。ハンドバッグについてはかなりできているが、アパレルについてはもうひとつ」と語っている。主力のハンドバッグについてはすでに30代、40代向けの4万5000円の商品を投入しているが「今年冬については5万円やパイソン使いの8万円の商品を訴求していく」と寺田社長。さらに初のシューズブランド「ジャスト マッチ フォー サマンサタバサ」や新ジーンズブランド「サマンサタバサ ジーンズ」が今期すでにデビューしており、本格化を目指している。

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