キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は7月13日(現地時間)に開催されたウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝戦に来場し、試合観戦後、優勝したカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)選手にトロフィーを授与した。
3月のがん治療公表後、キャサリン妃が公の場に姿を現すのは、先月行われた英国君主の公式誕生日を祝する記念式典「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」以来2度目となる。昨年に続き、同大会の大役を果たしたキャサリン妃はこの日、イギリスブランド「サフィヤ(SAFIYAA)」のドレスに、「バイ パーリア(BY PARIAH)」のゴールドのフープイヤリングを合わせた。同妃がパトロンを務めるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)を象徴する紫のボウを胸元に飾ったドレスは、その輝く笑顔をさらに明るく見せ、同妃の健康状態を心配する人々を安心させた。
「サフィヤ」は、ダニエラ・カーナッツ(Daniela Karnut)=クリエイティブ・ディレクターが2011年に設立。ウエディングドレスも手掛けるオートクチュールブランドで、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)やカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)、レベル・ウィルソン(Rebel Wilson)、ヴィオラ・デイヴィス(Viola Davis)らも愛用している。キャサリン妃は昨年11月に出席したバラエティ番組のイベント「ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス(Royal Variety Performance)」で、初めて「サフィヤ」のドレスを着用した。
キャサリン妃は2016年から同クラブのパトロンとして、ウィンブルドン選手権の男女シングルス決勝戦で優勝者にトロフィーを手渡す役目を担っている。昨年の大会で数回姿を見せ、元テニスプレイヤーのロジャー・フェデラー(Roger Federer)との試合観戦で仏「バルマン(BALMAIN)」のダブルブレストのジャケットを、女子決勝戦では英「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」のパステルカラーのミディ丈ドレスを、男子決勝戦では「ローラン ムレ(ROLAND MOURET)」のグリーンのドレスを着用し、会場に華を添えた。