紳士服のAOKIホールディングスの2013年3月期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が前期比124.1%の170億円になった。「熱ブロックシリーズ」「プレミアムウォッシュシリーズ」といった機能素材を使ったクールビズ商材がよく売れ、スーツの1品単価が上昇した。またフレッシャーズやリクルート、ウィメンズの客数が増加した。これらが主因となり、既存店売上高は105.4%。さらに「AOKI」で純増20店、「オリヒカ」で純増15店の積極出店を行なったため、売上高は同109.5%の1605億円になった。売上高総利益率が1.5ポイント上昇し、利益を底上げした。純利益は同138.7%の98億円だった。
今期も引き続き機能素材を使った高付加価商品を強化するとともに、積極的な出店を維持し、売上高1780億円(同109.5%)、営業利益186億円(同108.9%)、純利益103億円(同104.8%)の3期連続増収増益を目指す。