ビューティ

エスティ ローダー現CFOが退任 ファブリツィオ・フリーダCEO退任の臆測広がる

有料会員限定記事

エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)はこのほど、トレイシー・トーマス・トラヴィス(Tracey Thomas Travis)最高財務責任者(CFO)の退任を発表した。関係者によると、トラヴィスCFOは今年後半にELCを去るようだ。この人事は、2009年から同社のかじ取り役を担ってきたファブリツィオ・フリーダ(Fabrizio Freda)最高経営責任者(CEO)の進退をめぐって圧力が高まる中で発表された。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月22日号からの抜粋です)

トラヴィスCFOは2012年に現職に就き、グローバル・ファイナンスや会計、投資家向け広報、IT、戦略、新規事業開発を統括している。ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)では、財務担当バイスプレジデント兼CFOを務めていた経歴も持つ。米「WWD」が入手したELCの従業員に送られた社内メモによると、トラヴィスCFOは自身の退職について言及しなかったが、ジェーン・ローダー(Jane Lauder)エンタープライズマーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・データ・オフィサーと、ステファン・ドゥ・ラ・ファヴェリー(Stephane de La Faverie)エグゼクティブ・グループ・プレジデントを、同社で新たに発足した「利益回復・成長計画(Profit Recovery and Growth Plan、以下、PRGP)」の共同エグゼクティブ・リーダーに任命したことを明らかにした。両氏は11億ドル(約1738億円)から14億ドル(約2212億円)の営業利益の増加を見込む同計画の実施を任されており、引き続きフリーダCEOに報告する。

この続きを読むには…
残り3023⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。