コム デ ギャルソンの2025年春夏メンズ・コレクションの合同展示会には、さまざまなコラボレーションアイテムが登場した。同展示会には、「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)をはじめ、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」「コム デ ギャルソン・オム ドゥ(COMME DES GARCONS HOMME DEUX)」「コム デ ギャルソン・オム(COMME DES GARCONS HOMME)」が新作を披露。各ブランドの注目アイテムをリポートする。
「コム デ ギャルソン・オム プリュス」
川久保玲が手掛ける「コム デ ギャルソン・オム プリュス」は、ビビッドなピンクが目を引いた。ニットやジャケットをはじめ、パーカやシャツにドッキングしたメッシュ素材まで、随所に鮮烈なピンクを取り入れた。「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とコラボしたシューズ(各21万円)も、鮮やかなピンクと大胆に波打つフリルが目を引くアイテムだ。同シューズは、ビビッドピンクのほか、ブラックとホワイトも用意する。
「ジュンヤ ワタナベ マン」
「ジュンヤ ワタナベ マン」は、「リーバイス(LEVI’S)」や「ラコステ(LACOSTE)」「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」など、今シーズンも多くのコラボアイテムを発表した。中でも、直営店のみでの販売となる「カクタス プラント フリー マーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」とのコラボアイテムがひときわ目を引いた。同ブランドのモチーフであるスマイリーをあしらったリュック(13万5000円)やバッグ(10万円)は、いずれもシルクスカーフ製だ。また、現代アートの巨匠アンディ・ウォーホール(Andy Warhol)のポートレートをプリントしたTシャツも強い存在感だった。
今季のテーマ“ドレスアップ デニム”を象徴するパッチワークのデニムは、チェックやストライプ、ラインストーンなど、さまざまなファブリックをパッチワークし、タキシードやスーツに仕立てている。また、AC/DCやブラックサバス(Black Sabbath)、スコーピオンズ(Scorpions)といったバントのTシャツ(各8万円)も、スカーフをドッキングしていた。
「コム デ ギャルソン・シャツ」
「コム デ ギャルソン・シャツ」と「フレッドペリー(FRED PERRY)」がコラボしたポロシャツ(2万5000円)は、背中に描いた“STRONG WILL”のメッセージがインパクトを放つ。「ラベンハム(LAVENHAM)」とのコラボベスト(6万4000円)は、斜めにあしらったファスナーが特徴だ。
「コム デ ギャルソン・オム ドゥ」
「コム デ ギャルソン・オム ドゥ」は、メッシュ素材を使ったアイテムが充実。脇から肘、襟や腕、胴体など、さまざまなパーツにメッシュ素材を使用した。スーツが中心のブランドらしく、ジャケットに取り入れる提案も目立った。「アシックス(ASICS)」とのコラボスニーカー(各3万3000円)はブラックとブラウンの2色で、カジュアルスーツにも合わせやすいカラーをそろえた。
「コム デ ギャルソン・オム」
「コム デ ギャルソン・オム」は、カジュアルなバッグが豊作だ。「ブリーフィング(BRIEFING)」とのキャップ(1万3000円)やハット(1万5000円)、ベスト(5万9000円)、そして「ポーター(PORTER)」とのリュック(8万7000円)やショルダーバッグ(5万4000円)など、ナイロン素材を使ったアイテムが目立った。