「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、パリオリンピック・パラリンピック競技大会のために製作した“メダルトランク”を披露した。
同アイテムは、現地時間7月26日に開催した開会式にも登場。開会式では、マスクを着けた聖火ランナーがポンヌフ通りにあるブランド本社の屋上からトランクを製作するアトリエを颯爽と巡る演出で、同アイテムを主役に170年にわたり培ってきたサヴォアフェール(匠の技)にスポットライトを当てた。
伝統のモノグラム・キャンバスで仕上げた“メダルトランク”
アイコニックなモノグラム・キャンバスで覆った同アイテムは、1850年代からブランドのトランクに使用してきたものと同じ真鍮のコーナー金具やロックで仕上げている。中央のセクションとヒンジ(蝶番)付きの2つのウィングは、メゾンを象徴するトランク“マル・コワフューズ”に着想。開くと468枚のメダルを収納するために特別にデザインした引き出しが現れる。トランクのインテリアは、引き出しのハンドルにも使用しているブラックのマットレザーで覆い、さりげなくエンボス加工したロゴと競技大会の両方のロゴをセリグラフィーで施している。
メダルは、LVMHグループに属するメゾンである「ショーメ(CHAUMET)」が同大会のためにデザインおよび製作したものだ。