ワコールホールディングスの2013年3月期連結決算(米国基準)は、売上高が前期比103.1%の1771億5400万円、純利益が同103.3%の105億4400万円の増収増益となった。同社は主力のワコールを中心に国内インナーウエア市場のシェア拡大と構造改革による収益力向上、海外事業の積極的な展開による成長強化に取り組んだ。その結果、グループの業績はアメリカ事業において売り上げが伸長したことや、12年4月に子会社化したイギリスのエヴィデン社の業績が加わったことなどにより、売上高が前期を上回った。営業利益は子会社ピーチ・ジョンの減損損失28億5200万円を計上した影響で同78.0%の80億9900万円になった。