アダストリアホールディングスの3〜11月期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が対前年同期比74.0%の53億円だった。今年9月にポイントやトリニティアーツを傘下に置く持株会社として新しいスタートを切った同社は、トリニティアーツの連結子会社化と積極的な出店策によって売上高を同123.6%の1051億円と大幅に伸ばした。だが、円安によるコスト増などによって粗利益率は2.0ポイント低下。またトリニティアーツ及びNATURAL NINEの連結子会社化に伴うのれんの償却や積極的な広告宣伝を実施したことで、販管費率は1.4ポイント上昇し、営業減益につながった。純利益は同54.4%の22億円だった。ポイントの主力ブランドである「グローバルワーク」の売上高は同107.6%の198億円、「ローリーズファーム」は同104.2%の182億円だった。