三越伊勢丹ホールディングスの2014年4〜9月期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比77.3%の97億円だった。売上高は96.5%の5816億円。販管費など経費コントロールを進めたが、消費税増税による買い控えが収益を圧迫した。純利益は同82.0%の61億円だった。主力店舗の売上高は、伊勢丹新宿店が同96.7%、三越日本橋本店が同95.3%と苦戦したのに対し、外国人観光客の利用率が高い三越銀座店は104.7%と唯一気を吐いた。
通期(15年3月期)の予想は、売上高が前期比96.9%の1兆2800億円、営業利益が同101.0%の350億円、純利益が同94.5%の200億円。売上高は上期実績を受けて下方修正したが、営業利益は経費コントロールによって期初予想通り増益確保を見込む。