「ナイキ(NIKE)」はパリ五輪の会期にあわせて 、8⽉11⽇までパリのポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)にて「アート オブ ビクトリー(Art of Victory)」展を開催中だ。同展は、約40年にわたる”ナイキ エア”の歴史をメインに展示するほか、ランニング、バスケットボール、サッカー、スケートボード、ブレイキンなどのスポーツを体験できるプログラムも提供する。屋外には、フランス⼈アーティストのラファエル ザルカ(Raphael Zarka)が建築家のジャン ブノア ヴェティヤール(Jean-Benoît Vetillard)との協⼒でデザインしたスケートボードができる彫刻「Cycloid Piazza」を設置し、アートとの新たな関わり方を提案する。
“エアマックス”の着想源
ポンピドゥー・センターのファサードをキャンバスとしたビジュアルには、アスリートの走る姿が連続して描かれており、「ナイキ」がスポーツとともに切り拓いてきた物語を堂々と称えている。
「ナイキ」のシューズデザイナー、ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)は「このパートナーシップのメッセージは、良いアイデアが思い浮かんだのなら、⼤胆に進めということだと私は思う」と話す。
ポンピドゥー・センターは、世界最⼤規模を誇る近代・現代アートを所蔵し、展覧会に加えてシンポジウム、フェスティバル、ショー、若者向けのワークショップなども実施する施設だ。配管やエスカレーターなどの設備が屋外に露出した特異な外観から、「ナイキ」の“エアマックスワン”の、エア構造が外部に露出したデザインの着想源となったことでも知られる。
同展示会の⼊場予約はParis.nike.comから行える。期間中、26歳未満は展⽰及び常設展⽰が無料で観覧できる。