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ユニクロ7月度は8.1%増、ブラトップやボトムスが売れ筋 「無印良品」は夏物在庫不足

専門店チェーン、セレクトショップの2024年7月度売上高(既存店ベース)は、高気温に後押しされて好調という声が目立つ。曜日の並びで前年よりも休日は少なかったものの、前年実績を超えたという企業が多い。

国内ユニクロは前年同月比8.1%増と、4カ月連続の前年超え。昨秋冬は暖冬で苦戦したが、春夏の好調によって取り戻している。ウィメンズでアメリカンスリーブやホルターネックなどブラトップのバリエーションがヒット。「ブラトップは1990円から昨春2290円に値上げしているが、デザイン性もあって価格が受け入れられている」と広報担当者。ほか、ウィメンズはワイドシルエットのジーンズ、クレープジャージーストレートパンツ、シフォンスカートなど、メンズはギアパンツ、ワイドフィットチノ、感動パンツなど、トレンドのボトムスも好調だ。「UT」も各種コラボが売れているという。

しまむらの「ファッションセンターしまむら」は同1.1%増と、やや弱めながら前年超え。「天然素材のブラウスやパンツ、ワンピースなどが売り上げをけん引。新規で投入した冷感インナーも売り上げを伸ばした」(発表リリースから)。酷暑を受け、雑貨では暑さ対策関連商品も高消化となった。

アダストリアは同1.2%増。昨年7月が同19.3%増と高伸長していた中でも前年実績を超えた。「値上げと共にセール期間も過度な値引きを抑え」(発表リリースから)、客単価は4.5%増となった。夏向けの機能性素材を使ったボトムスがウィメンズ、メンズともに好調という。

ユナイテッドアローズは同16.6%増と大きく伸ばした。「夏物軽衣料に加え、ビジネス衣料、服飾雑貨が定価販売、セールともに好調」(発表リリースから)といい、7カ月連続の前年実績超えとなった。

「無印良品」の良品計画は同0.9%増。化粧品などを含む生活雑貨が同12.4%増だったものの、衣服・雑貨は同10.5%減。「夏物の在庫不足で衣服は前年実績を下回った」(発表リリースから)。

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