ファッション業界は移り変わりが激しく、ブームを迎えたブランドが反動に苦しむケースも少なくない。しかし今は、低迷や停滞期を経て人気が再燃したり、ブームが落ち着いた後の再加速に成功したりのケースが散見される。さまざまな人気再燃ブランドを取材した。(この記事は「WWDJAPAN」2024年8月5&12日合併号からの抜粋です)
ファンマーケティングで
顧客と深い関係をつくる
ドイツ東部の小さな町で作られるシュニール織のブランド「フェイラー(FEILER)」が好調だ。フェイラージャパンの売上高は、2022年度に102億円、23年度に123億円へと拡大。6年前と比べると倍増している。消費をけん引するのは30〜50代の幅広い世代。インスタグラムには「#フェイラー」で1日130〜150件の投稿があり、愛用するハンカチや小物が紹介されている。25cm四方のハンカチにかわいい柄が描かれる「フェイラー」はインスタと相性がいい。ディズニー、ポケモン、ちいかわ、シナぷしゅ、ファミリアなど、話題のコラボレーションも新規客の入り口になる。
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