ファッション

LVMHが老舗ジュエリー「レポシ」の少数株を取得

 ガイア・レポシ(Gaia Repossi)がクリエイティブ・ディレクターを務めるジュエリーブランド「レポシ(REPOSSI)」は11月30日、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンが同ブランドの今後の成長をサポートするために、少数株式を取得した、と発表した。取引額は公表されていない。

 ガイアは29歳にして、「ディオール(DIOR)」や「フェンディ(FENDI)」を含むLVMH傘下ブランドのショーで、フロントローの常連だ。また、彼女は、LVMHの取締役会のメンバーである、デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントとの親交も厚く、LVMHとの関係も深い。

 ガイアは、「この少数株式取得により、家族経営だった『レポシ』の知名度をより高め、主要市場における小売りネットワークを拡大できるだろう。ただし、ブランドのニッチな雰囲気を保つために、(ブランドを)ゆっくりと育てていきたい」と話した。

 「レポシ」は、ベストセラーの"ベルベル(Berbere)" リングやイヤーカフの他、クリステン・スチュアート(Kristen Stewart)やエマ・ストーン(Emma Stone)、キーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)などのセレブが着用することで知られる。

 90年前トリノで設立された「レポシ」は、ほとんどの部品をイタリアの工房で、一部をパリで生産している。また、パリのル・ボン・マルシェや、アメリカ各地のバーニーズ ニューヨーク、ロンドンのハロッズやセルフリッジ、伊勢丹新宿店など、全世界に販売拠点90カ所を持ち、モナコのモンテカルロとパリに旗艦店を構えている。また、パリ・ヴァンドーム広場の店舗は現在、建築家のレム・コールハースによる新ショップデザインに基づいて改装中で、2016年初めにオープンする。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。