ファッション

「オニツカタイガー」が75周年で大規模展覧会 アイコンシューズや巨大な虎のオブジェなど

今年75周年を迎えた「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、アニバーサリーを記念してブランドの変遷をたどる大規模展覧会を東京・原宿で8月25日まで開催中だ。パリに続く形で開催する同展は、75のアーカイブシューズを撮影した写真展のほか、「オニツカタイガー」をアーティストの視点で表現したアート作品、最新のショールックも展示。歴史を辿りながら100周年に向けたメッセージを伝える。入場は無料。

5点のアニバーサリー限定アイテム発売

エントランス正面には、アニバーサリー限定アイテムや来年2月に発売予定の新作を展示した。限定アイテムは、1974年に登場した“オーボリ(OHBORI)”を復刻させた“オーボリ A50”(2万2000円)や、50年代に発売したバスケットボールシューズをベースにした“オーケー バスケットボール(OK BASKETBALL )A75 LO”(2万9700円)など、ブランドを代表するモデルをアップデートした5点。来年発売の新作は、新たなコンセプトで「歩行体験を次のレベルに引き上げる」ことを掲げた最新のテクノロジーを搭載。ブランドのさらなる成長を期待させるコーナーにした。

最上階のフロアは、75足のアーカイブシューズを撮り下ろした特別写真展。アーカイブを大切にしながら現代性を加えるブランドのデザイン姿勢を写真で表現した。2階には約3mの見返り虎のオブジェを設置し、創業者の鬼塚喜八郎がアジア最強の動物である虎をブランド名に冠した原点のストーリーを表現した。同フロアではアーティストの加藤泉とコラボレーションしたアート作品も初公開しているほか、イラストレーターの韮沢靖が描いた虎を造形家の竹谷隆之がフィギア化した作品も展示する。

最後のフロアでは、アンドレア・ポンピリオ(Andrea Pompilio) クリエイティブ・ディレクターが手掛ける2024-25年秋冬コレクションのショールック21体を並べた。シューズブランドから始まり、“新しいラグジュアリー”の提案を目指しファッションブランドとして進化する「オニツカタイガー」の世界観に触れられる内容になっている。

■Onitsuka Tiger 75th Anniversary Event in TOKYO

会期:8月9〜25日
時間:11:00 〜19:00(最終入場 18:30)
場所:東京都渋谷区神宮前 6-14-2
入場:無料(事前予約優先)

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