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P&Gの16年3月期は27%増益 コスト削減が奏功

 プロクター&ギャンブル(P&G)の2016年1〜3月期決算は、純利益が前期比127%の27億8000万ドル(約3085億8000万円)と増益だった。売上高は同93%の157億6000万ドル(約1兆7493億6000万円)だったものの、積極的なコスト削減が奏功した。売上高の落ち込みについては、為替の影響やベネズエラ事業の切り離し、一部ブランドの売却などがその理由という。

 ビューティ事業の売上高は、同92%だった。ヘアケアカテゴリーは、「パンテーン」「ヘッド&ショルダーズ」が伸長し、アメリカ国内でシェアを拡大したものの、他ブランドの不調が響き、横ばいだった。一方、グルーミング事業は同90%と、好調の海外市場に対し、アメリカ国内での苦戦が影響した。その他の事業別売上高は、ヘルスケア事業が同107%、ファブリックケア・ホームケア事業が同96%、ベビー・フェミニン&ファミリーケア事業が同92%だった。

 本文中の円換算レート:1ドル=111円

ALLISON COLLINS
訳 高島悠衣

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