アシックスの2024年1〜6月期連結業績は、売上高が前年同期比18.0%増の3421億円、営業利益が同75.5%増の589億円、純利益が同70.3%増の422億円だった。「全カテゴリー、全リージョン、全チャネルで粗利率が改善した」(発表資料から)ことが貢献し、半期での営業利益額、営業利益率(17.2%)で過去最高を更新した。
主力のパフォーマンスランニングの売上高は、「エントリーモデルの絞り込みを行いつつ、全地域で増収」となり、同15.6%増、カテゴリー利益率は24.0%(前年同期から+4.2ポイント)だった。スポーツスタイルは「全地域で大幅増収、中でも北米は2倍超、中華圏は約2倍」となり、売上高が同63.8%増、カテゴリー利益率は27.9%(+8.6ポイント)。「訪日客売り上げが過去最高となり、中華圏や東南・南アジアでも大きく成長した」というオニツカタイガーの売上高は同55.1%増、カテゴリー利益率は38.0%(+10.3ポイント)だった。
同社は7月に、好調を受けて24年12月期の業績予想の大幅な上方修正を発表済み。修正後の売上高として、前期比15.7%増の6600億円、営業利益は同75.2%増の950億円、純利益は同64.4%増の580億円を見込む。