スタイリング剤部門は、ホーユー プロフェッショナル「ナイン(NINE)」の“マルチスタイリングオイル ライト”が制した。ヘアオイルにはトリートメントオイルとスタイリングオイルがあり、スタイリングには後者が適しているという認知が上がってきている。「ナイン」はそのスタイリングオイルの認知度アップに貢献し、同カテゴリーをけん引するブランドの1つになっている。2位は、ミルボン「エルジューダ(ELUJUDA)」の“サンプロテクト バーム”が受賞。“紫外線カットができるヘアバーム”という珍しいアイテムで、その使い勝手の良さが評価された。紫外線ケアできるアイテムは一般的に、仕上がりの質感がゴワつきがち。それを克服するべく、同商品はバームとしての機能性の高さにもこだわって開発された。3位は、ジェイドジャパン「ロア ザ オイル(LOA THE OIL)」の“ブランシュ”が受賞。初登場のアイテムで、スタイリッシュなイメージ戦略も奏功しているようだ。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を14部門に分類し、50軒の美容師157人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
1位
“マルチスタイリングオイル ライト”
「ナイン(NINE)」
軟毛の人や、スタイリングが苦手な人でも使いやすい、指通りの良さにこだわり抜いたスタイリングオイル。少し動きがほしいレイヤースタイルに、ヘルシーなウエット感とより細かな束感を表現できる。ゼラニウムを主役に、上品なフローラルやパチュリを加えた柔らかな香り。アンケートの回答には、「スタイリングオイルとして、普段使いできる軽さがいい」「艶感と束感が長持ちするので、『オイルはすぐに乾いてしまう』と思っている人におすすめ」といった声があった。(100mL、3740円)
2位
“サンプロテクト バーム”
「エルジューダ(ELUJUDA)」
日光による毛髪内部のダメージをケアし、潤い感をアップさせるヘアバーム。SPF30・PA+++で紫外線やその他の光から髪を守り、潤いを保つサンブロッカー機能に加え、天然由来のエモリエント成分を配合。滑らかな質感に整えるスムーステクスチュアオイルを採用している。アンケートの回答には、「ヘアバームとして非常に優秀。そのうえサンカット機能があるのでおすすめしやすい」といった声があった。[SPF30・PA+++](40g、3080円)
3位
“ブランシュ”
「ロア ザ オイル(LOA THE OIL)」
ボディー、ヘア、ハンド、ネイルケア、フレグランスとして使用できる、天然由来のオイルで調合した、香りが持続するパフュームオイル。トップにはシトラスとグリーンペア、ミドルにはローズとジャスミン、ラストにはムスクやアンバーなどが香る。アンケートの回答には、「香りが4種類あるけれど、“ブランシュ”がダントツで人気」といった声があった。(100mL、5500円)