最近の市場の動きに「ストレートパーマ需要の高まり」を感じ、今回から新設したパーマ部門。初代1位に輝いたのは、アリミノの「クオライン(QUOLINE)」。同ブランドをはじめ、ランクインしたブランドに共通しているのは、医薬部外品とコスメラインを有し、後者は柔らかく自然に仕上げることができること。“伸ばす”“カールさせる”という本来の操作性と同等に、仕上がりの質感にこだわった処方は必須のようだ。2位はアリミノの「コスメカール(COSME CURL)」、3位はミルボンの「ネオリシオ(NEO LISCIO)」が受賞した。「ネオリシオ」は、ブリーチをした人の「髪がうねったり広がったりして傷んで見えてしまう」という悩みを解決するために生まれた酸性ストレート商材。トリートメントとストレートパーマの中間のようなイメージで、髪の広がりなどを抑えてきれいに見せる。
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を14部門に分類し、50軒の美容師157人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
1位
“クオライン”
「クオライン(QUOLINE)」
くせ毛の個性にアプローチし、しなやかなヘアラインに導く。ストレートやホット系カール、毛先のダメージに対応するラインアップをそろえる。熱ケア成分配合で熱変性による髪の硬化を抑え、潤いをキープし、柔らかい質感の仕上がりをかなえる。アンケートの回答には、「髪に対するダメージを抑えながら施術ができ、種類が豊富なのでいろいろな髪質に対応しやすい」「柔らかく、自然な質感に仕上がる」といった声があった。
2位
“コスメカール プリズムプラス”
「コスメカール(COSME CURL)」
潤いと多彩なカールニュアンスを表現するカーリングローション。保湿・コンディショニング成分を抱え込みながら弾力のあるカールを形成し、キープする。アルカリ度を約40%カットすることで、髪への負担を最小レベルに抑えた。アンケートの回答には、「お客さまが求める仕上がりの、微妙なニュアンスの違いにも対応できる」といった声があった。
3位
“ネオリシオ”
「ネオリシオ(NEO LISCIO)」
幅広い素材に対応しストレートのベースを作る。ローダメージ・ミドルダメージ毛、エイジング毛、ハイダメージ毛と髪の状態に合わせてベースを整え、自由なデザインをかなえる。アンケートの回答には、「髪を収まりやすくする際、“長持ちするトリートメント”の感覚で使っている」といった声があった。