韓国には、日本未上陸のコスメがまだまだたくさんあります。キューテン(Qoo10)などのサイトで購入できるブランドも増えてきましたが、旅先で実際にタッチアップして購入する商品はまた違ったうれしさを味わえます。今回は、現地でしか買えない気になった日本未上陸の韓国コスメを3つ紹介します。
ファッション感覚で楽しめる
「ブレイ」のリップ&チーク
まず最初に「さすが韓国!発想が面白い」と思ったのは、「ブレイ(BRAYE)」の“リップスリックリップアンドチーク”です。コスメを持ち歩くとなると、ポーチにしまってしまうので見せる機会は少ないと思いますが、この商品はあえて見せびらかして、ファッションの一部にしちゃおうというコスメです。
カラーは全10色で、ピンク系やレッド系、ブラウン系などトレンド感のあるカラーラインアップがそろいます。私が選んだ色味“04 セヴィー”は、ピンクレッドに黒を1滴垂らしたようなローズカラー。軽やかな艶が生まれるセミグロウタイプの質感で、発色も穏やかなため、メイク初心者でも挑戦しやすそうです。
スライド式のケースにチェーンを取り付けて、ネックレスや斜めがけにしたり、ベルトループに巻き付けて腰から垂らしたり、バッグに付けてキーホルダーのようにしたりと、楽しみ方はさまざま。アクセサリー感覚で取り入れることができます。
便利だと感じた点は、いつでもどこでも、気軽にリップやチークの塗り直しができるというところ。鏡が付いているわけではないのですが、ケースがミラーのようになっているので、ささっとお直しできちゃいます。私はリップではなく、チークとして使用する方がお気に入り。内側から滲み出るようなじゅわっとした血色感を簡単に演出できます。
個人的には、国産ブランドからもこういった“ファッションコスメ”が登場しないかな、と少し期待しています。
“まるでホイップクリーム”な「ホイップド」の洗顔料
2つ目は、「ホイップド(WHIPPED)」の“ヴィーガン パッククレンザー”。泡立てて洗顔料として使用できるほか、塗って1分で洗い流すパックとしても使えます。ホイップクリームのようなかわいらしい見た目ですが、日本でもなじみのある人気の成分ナイアシンアミドやセラミドなどを配合しており効果も期待できそう。スパチュラが内蔵されているので、衛生面も安心です。
肌悩みから選べる5種類を展開しているのですが、私は透明感のある肌に導く“タルバ”をチョイスしました。ビタミン豊富な韓国産のイチゴをフリーズドライ粉末にして配合したほか、バーボンバニラビーンズエキスやベルガモットオイルなどをイン。イチゴのラムネ菓子のような甘い香りがするので、強い香りが苦手な方は要注意です。
テクスチャーはホイップクリームのような柔らかさを想像していたのですが、どちらかといえばシャーベットのよう。摩擦を感じない豊かな泡立ちで、肌を包み込むようにしっとりと洗い上げることができます。約1カ月継続使用してみたのですが、トーンアップしたというよりかは、肌がつるっと滑らかに整った実感がありました。
名刺ケースにもイン!ハサミで切って使う
「ペサドゥ」のフレグランスタブレット
先日、編集部の記者と「ネクストブレイクしそうな韓国コスメは?」と会話をしていたところ、最初に出てきたブランドが「ペサドゥ(PESADE)」でした。2022年に誕生した韓国のニッチフレグランスブランドで、現地の若者から注目を集めています。
店内を見回していると、“フレグランスタブレット”という珍しい商品を見つけて即購入。ハサミで好きな大きさに切り、バッグやポーチ、たんすなどに忍ばせて使うフレグランスアイテムです。インテリアにもなじむ、本のようなパッケージがとってもおしゃれ。
香りは3種ありますが、私はネロリとムスクが合わさった洗練された香り“An Unseen”を選びました。森林浴を思わせるすっきりとした香りで、ユニセックスで使えます。私はポーチやバッグ、名刺ケースに1つずつ忍ばせているのですが、バッグを開けるたびに良い香りが漂います。名刺交換をした際に「名刺からいい匂いがします」と言われたことがあり、“フレグランスタブレット”を紹介したところ、日本では珍しいアイテムなので驚かれました。
自分では買わないけれど、もらってうれしい韓国土産としてギフトするのはいかがでしょうか。ちなみに、同ブランドは日本での展開も視野に入れているそう。日本に上陸する日が待ち遠しいです。