厳しい残暑に、既存のやり方は通用しない。では、どうすべきか。商品MDと商品開発、接客、それぞれの分野のキープレイヤーに、「残暑に負けない」マル秘テクを聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年8月19日号からの抜粋です)
CASE 01:
三陽商会
加藤郁郎/三陽商会副社長兼事業本部長
夏バテしないMDへ改革
厳しい残暑に、「これまでのアパレルの常識が通用しなくなっている」と危機感をあらわにするのは三陽商会の加藤郁郎副社長だ。同社は今年から夏物の実売期間を延長し、MDを再構築した。
WWD:夏に対する考え方をどう変えた?
加藤:5〜7月の3カ月だった夏物の実売期間を、9月までの5カ月に延長した。夏を「初夏・盛夏期」と「猛暑期」に分け、MD戦略を緻密に練った。春、夏、夏、秋、冬の“五季”を合言葉にした。
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