アルベール・エルバス(Alber Elbaz)退任騒動が法的な争いへと持ち込まれた件で、「ランバン(LANVIN)」経営者側の弁護士は12月2日、エルバスは「ランバン」から解雇手当を支払われる権利がないことを指摘した。
労働組合側の弁護士、イザベル・シュックニールは12月1日、エルバスの解雇手当は2000万〜4000万ユーロ(約25億8000万〜51億6000万円)になると語った。
エルバスは自身の会社AEKデザインズを通して、ジャンヌ・ランバン社から仕事を受けていた。
経営者側の弁護士、ヨハン・スルタンは「エルバスは12月31日までの給料を前払いで受け取った。そのため、エルバスは超過給料を返済するよう、ジャンヌ・ランバン社から要求されている。ジャンヌ・ランバン社はエルバスの莫大な解雇手当を払う理由が全くない」と話した。
関係者によると、エルバスは今のところ「ランバン」に対して法的な措置はとっていない。
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