「ミュグレー」や「アザロ」を傘下に持つクラランス・グループのジョエル・パリックス社長が辞任するようだ。同社のサンドリン・グロスリエール=マネジング・ディレクターが彼の後を引き継ぐ。関係者によると、同社の創業者であるジャック・クラランスの孫にあたるヴィルジニー・クラランスがグロスリエール新社長と共に、「ミュグレー」のビジネスを率いるらしい。
パリックス社長は11年間クラランス・グループに在籍し、「ミュグレー」のフレグランスである「エンジェル」と「エイリアン」の世界的な成功に貢献した。また彼は「ミュグレー」のジェネラル・ディレクターとして、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターにニコラ・フォルミケッティを抜擢するなど同ブランドのアパレル部門を強化。今年4月フォルミケッティが辞任後、ファッションとフレグランス両部部門を監修できるクリエイティブ・ディレクターを探していた。関係者によると「ミュグレー」の年間小売売上高は8億ドル(約800億円)で、その90~95%がフレグランスの売上高を占めているようだ。
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