世界60カ国、520以上の最高級ホテルとレストランが加盟するフランスの協会ルレ・エ・シャトーは、アジア太平洋地域を新興主要マーケットに位置づけることを発表した。同地域は過去2年連続で海外予約の大幅増を記録している。
ジャウメ・タピエス=ルレ・エ・シャトーは、アジア太平洋地域において「富裕層の躍進ぶりを認識している」としており、旅行業界向けの活動、PR活動、ホテルとレストランのネットワーク拡大に追加予算を投じている。「シンガポール、香港、台湾といったマーケットはより小規模だが、やはり富裕層が相当いる国々であり、これまでよりも高級感があって体験色の強い旅行を求めている。今年は、成長もポテンシャルが認められる韓国を初めてターゲットに含めました」。
なお、ルレ・エ・シャトーのアジア太平洋地域における営業・マーケティング活動はシンガポールおよびシドニーのオフィスを通じてPRプレゼンスとPR活動を実施。加えて、インドと日本、中国のPRエージェンシーと契約し、カバーしている。今後はウェブサイトの強化を図るほか、予約システムの見直しを行なう。