高島屋は、肥塚見春・取締役(57)が9月1日付で代表権のある専務に昇格する人事を発表した。大手百貨店で女性が代表取締役に就くのは初めて。肥塚・次期専務は2010年2月にグループの岡山高島屋の社長に就き、同社を前期(13年2月期)に5期ぶりの黒字に導いた。その手腕が評価され、今年5月に本社の取締役に抜擢されたばかりだった。今後は専務として企画本部(改革推進本部)本部長兼総務本部、CSR推進室、IT推進室、日本橋再開発計画室担当など幅広い業務の指揮を執る。
肥塚次期専務は1955年9月2日生まれ。79年高島屋に入社し、06年MD本部商品第2部ディビジョン長、07年執行役員広報・IR室長、09年上席執行役員営業企画部長などを歴任した。