ビューティ

アイスタイルが小売業を強化 店舗テコ入れで攻勢かける

アイスタイルは、「アットコスメ(@COSME)」店舗の再構築に着手している。7月4日に埼玉のイオンモール浦和美園店、8月20日に福岡のアミュエスト博多店、9月12日に東京の「シドニー バイ アットコスメ」アトレ亀戸店をリニューアルオープンし、10月4日に北海道の札幌ステラプレイス店に新規出店する予定だ。そのほか、2店の新規出店と4店の既存店改装を計画する。

約1.6倍に増床リニューアルしたイオンモール浦和美園店は、初日から開店待ちの行列ができるほどの盛況ぶりだった。改装前の約3倍の売り上げを計画しており、初月は順調に達成。改装前と比較すると1日の購入者数は約6倍に伸長した。若年層の来店が増えて客層の幅が広がり、友人同士や親子連れといった複数人の来店客も増加している。

8月20日にリニューアルオープンしたばかりの博多店は、オープンから7日目までの売り上げが23年8月の月商をすでに上回った。館全体でのイベントやリニューアルオープン施策の実施も後押しし、初月は期待値を上回る売り上げに推移する見込みだ。ブランドと体験型コンテンツを拡充したことで滞留時間が伸長している。

店舗だけでなくECとの兼用で相乗効果を狙う

「店舗とECの両方を利用してもらい、アイスタイルのプラットフォーム内でユーザーがさまざまなアクションをすることを重視する」と同社は2024年の事業計画発表でコメントした。

24年8月時点の店舗とECサイトの併用率は22.3%。ECサイトで使用できるクーポンを印字したレシートを店頭で渡したり、店舗とECサイトの併用で特典がつく施策やイベントを実施することで、併用率のさらなる向上を図る。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。