経営コンサルティグ企業のリヴァンプが11月1日付で、ヘアアクセサリーブランド「アンジェブルーム(Ange Bloom)」を手掛けるアンジェの事業を譲り受け、100%持ち株の新子会社アンジェブルームを設立した。リヴァンプの澤田貴司・社長兼最高経営責任者(CEO)が代表取締役兼CEOに、「アンジェブルーム」の永田杏奈プロデューサーが取締役兼クリエイティブ・ブランディング・オフィサーに就任した。
アンジェは元タレントの永田が代表取締役として2010年3月に設立し、同年7月に「アンジェブルーム」を発表した。永田は、ダブルウエアが12年12月に立ち上げたウィメンズウエアブランド「ダニー&アン」のディレクターと兼任している。
リヴァンプは、クリスピー・クリーム・ドーナツやコールド・ストーン・クリーマリーなど主にフード事業を手掛けている。同社のアソシエイトでアンジェブルームの深江一仁・最高執行責任者は、「現在、飲食を中心にITシステムやCM制作など20数社の子会社を所有しているが、ファッション事業を強化していきたいと体制を立てた。『アンジェブルーム』は永田プロデューサーの知名度があり、高く支持されている。また、生地を多用したファッション性のあるアイテムが多いので他ブランドとも差別化できるのが強みだ。今は『ダニー&アン』の店舗やECのチャネルをメインに販売しているが、百貨店を中心に"小型・低投資・ローコストオペレーション"モデルで店舗面積1〜2坪で多店舗化を図る」と話す。なお、澤田社長は伊藤忠商事出身で、ユニクロ副社長経験者。