「yoyogiparty.jp(ヨヨギパーティー)」は、学生や会社員、さまざまな作家が生み出すアート作品を夜の代々木公園に展示するイベント。「美術が権威的なものであってほしくない」と語る仕掛け人が、美術館やギャラリーなど「ホワイトキューブ」のような敷居の高い場所ではなく、公園という開かれた空間で気軽にアートに触れる機会を提供する。あたかもずっとそこにあったような佇まいのオブジェや突然現れる絵画など、出くわした通行人はじんわりとした違和感を覚えながら、新たな世界に導かれる。6年続く謎いっぱいな「yoyogiparty.jp」に潜入し、仕掛け人であるyoyogipartyに真意を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月9日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
入り口も出口もない場所で
好きなように展示したい
Q. 開催のきっかけは?
A. 美術予備校時代、絵を描いているのが窮屈になり公園に絵を持って行き、展示をしたら開放的な気持ちになりました。作家が好きな場所で好きなように表現活動ができるべきだと思い、2018年にスタートしました。
Q. 活動内容と狙いは?
A. 毎月数名の作家を招待して、代々木公園の一角に作品を展示し、インスタグラム(@yoyogiparty.picnic)で発信します。アーティストとピクニックのように作品を囲んで楽しんでほしいです。
Q. どうして公園を選んだ?
A. 扉がなく、入り口や出口という概念もない。ギャラリーに比べて、出展者と参加者の距離感が近く、生の会話が生まれます。その中でも代々木公園は立地が良く、幅広い年齢・人種の人がいて、開放的でリラックスできることから選びました。
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