森ビルは、6月11日に開業する超高層複合ビル「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区)を関係者に公開した。地上52階建て、高さ247メートルのビルで、東京都が外国企業誘致を推進する「アジアヘッドクオーター特区」に立地する。ハイアットが運営する日本初上陸の高級ホテル「アンダーズ東京」(47〜52階)、高級住宅「虎ノ門ヒルズレジデンス」(37〜46階)、オフィス(6〜35階)、話題の飲食店が揃う商業施設(1〜4階)で構成される。
注目は上層部のアンダーズ東京と虎ノ門ヒルズレジデンス。両施設は東京タワーやレインボーブリッジ、東京スカイツリー、皇居などの眺望とともに、ニューヨークを拠点にするインテリアデザイナーのトニー・チーが手掛けた内装が売りだ。虎ノ門ヒルズレジデンスの住民は、フィットネスセンター、ルームサービス、ランドリーサービスなどホテルのサービスを利用することもできる。低層部の飲食店では、表参道の古民家で営業する「オモテサンドウコーヒー」による「トラノモンコーヒー」、芝生広場に面した空間でトランジットがプロデュースする「虎ノ門ヒルズカフェ」、大阪の人気店の関東1号店「熟成肉専門 但馬屋」などが入る。オフィスフロアにはアサツー ディ・ケイが銀座から移転する。
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