東コレを盛り上げるために奮闘するのは日本のデザイナーだけではない。海外から日本のファッションシーンに注目するジャーナリストや、日本をアジアのファッション・ハブにしようと試みる「トラノイ・トーキョー」、そして「WWDJAPAN」のSNSチームなど。それぞれ独自の視点や施策で、東コレを盛り上げようと奮闘している。そんな“盛り上げ隊”たちの活動を振り返る。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月16日号からの抜粋です)
盛り上げ隊 1
海外招聘ジャーナリスト
今季は海外からの招聘ジャーナリストとして3人が来日した。東コレに対する所感や提言を聞いた。
ランウエイ以外の表現方法も模索しよう
ランウエイショー以外の表現方法を模索する必要もあると感じた。今の時代は、ストーリー性や制作プロセス、機能性をアピールして、服に新たな価値を創出しなければならない。その意味で、プレゼンテーション形式で発表した「ハイドサイン(HIDESIGN)」や、ニッティング技術を追求した「ピリングス(PILLINGS)」に注目したい。(サラ・マイノ=ソッツァーニ・ファウンデーション クリエイティブ・ディレクター)
日本の若い才能を新たに知れてワクワクした。「ピリングス」「ハイドサイン」のようなクラシカルな魅力を持ったブランドや、若者の反発的なムードをもった「バルムング(BALMUNG)」が印象に残っている。(ニック・ハラミス「ニューヨーク・タイムズ スタイル・マガジン」編集長)
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