ファッション
特集 東コレ2025年春夏

東コレの最新動向 ブランド自身の殻を打破する試み続々

有料会員限定記事

東コレの最新動向 ブランド自身の殻を打破する試み続々

東京デザイナーたちのクリエイションに向き合う意識が、徐々に変わりつつある。コロナ禍で自身と深く向き合った服作りを行い、無二のオリジナリティーを見いだしたデザイナーたちは、その輝きをさらに発展させ、世界に照準を合わせながら、広く発信しようと試みている。今シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」は参加ブランド数が33と少なめだった分、各デザイナーのアイデンティティーを拡張しようとする気概が際立った。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月16日号からの抜粋です)

中堅たちの表現もより多彩に

海外でのショー経験もある「サルバム(SULVAM)」は、母校の文化服装学院でのショーを通じて、日本の次世代にファッション界発展への思いを託した。「チカ キサダ(CHIKA KISADA)」はストイックなショーで対照的だったが、自身の根幹であるバレエと日常を結びつけようとする試みはさらに進み、表現は多彩に進化。世界を目指す「フェティコ(FETICO)」や「テルマ(TELMA)」も柔らかさを手に入れ、これまでのイメージの更新に成功している。20周年の「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」は、持ち前のテクニックを、吉本新喜劇とのコラボレーションショーという驚きの演出で発信した。今シーズン一番の熱気で、ファッションショーの新たな可能性を示した。

この続きを読むには…
残り445⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。