「ヴァンズ(VANS)」は、ビームス(BEAMS)のサーフ&スケート部門のバイヤーでブランド「エス エス ズィー(SSZ)」を手掛ける加藤忠幸と、ビームスの元クリエイティブ・ディレクターでブランド「アンライクリー(UNLIKELY)」を手掛ける中田慎介をゲストデザイナーに迎えた 「ヴァンズ トーキョー デザイン コレクティブ バイ タダユキ カトウ & シンスケ ナカダ(VANS TOKYO DESIGN COLLECTIVE BY TADAYUKI KATO & SHINSUKE NAKADA)」コレクション第3弾の“HARAJUKU PUNK”を9月21日に発売する。本コレクションは、「ヴァンズ」公式オンラインストアをはじめ、「ビームス ジャパン 新宿」、「ビームス」公式オンラインショップなどで展開する。
今回は1990年代の原宿スタイルとロンドン・パンクの融合をテーマに、ネイビーとグレーで統一したフットウエアとアパレルを展開。フットウエアでは「ヴァンズ プレミアム」シリーズの“プレミアム スリップオン”(1万2100円)をベースに、パッド入りのグレンチェックのアッパーに、安全ピンやスタッドを使ってカスタマイズをするパンクファッションのDIY精神に敬意を表し、アイレットをモチーフにした刺しゅうでドット柄を表現した2モデルが登場する。
アパレルは、都会的な実用性を提供するマルチ・インナーポケット・デザインを採用。リバーシブルのパフコーチジャケット(1万は9250円)、片面はクラシックな色合いの伝統的グレンチェック柄を全面に施し、もう片面はグレー、ネイビーの単色で落ち着いた雰囲気を演出する。
スエット素材を採用した“MA-1”(2万9150円)は、グレンチェックの裏地と、伝統的なブリティッシュチェックをアレンジした複数のユーティリティーポケットを組み合わせている。その他、グレンチェックシャツ(1万5400円)、ハーフジップスエット(1万4850円)、スエットパンツ(1万3750円)など、全身でコーディネート を楽しめるアイテムがラインアップ。また、デザイナーのシグネチャーピースでもあるオレンジのタグとリングループのアクセントが、各アイテムに施されている。
加藤は今回のコレクションについて、「ストリートファッションの根底にあるドレスダウン。王道のスタイルのルールにとらわれず、パンクスピリットを1つのキーワードにカタチにしたコレクション。その流れのベースとなっているのは、やはり、90年代の東京ストリートにあり、本来ならナイロン素材で作られているMA-1フライトジャケットをスエット素材に、いろいろなディテールや柄をMIXし、グレンチェクやネイビーやグレーという落ち着いた外観とは裏腹に、そのスタイルの背景にあるカルチャーを 感じてもらえたらという内に秘めた願いが、デザインで表現した」とコメント。一方の中田は、「今回は90年代東京ストリートに一つのエッセンスとして存在したロンドンパンクを、表面ではなく、内面に反映させてデザインした。トラディショナルな柄や素材を不規則にさまざま組み合わせオリジナリティー、多様性を表現した。型にハマらなくてよい、各々が自由に表現するストリートを感じていただけたらうれしい」と話す。