松屋は、銀座店の販売好調を受けて2015年2月期の連結業績予想を上方修正した。修正後は売上高800億円(当初予想は780億円)、営業利益18億円(同16億円)、純利益11億円(同8億円)。16年2月期を最終年度とした中期経営計画を前倒しで今期に達成する見通しになり、同計画の売上高目標も820億円に上方修正する(当初予想は750億円)。
同社が9日に発表した14年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比107.5%の376億3900万円、営業利益が同138.1%の7億6600万円だった。大規模な改装を行い、昨年9月にリニューアルオープンした銀座店の売上高が同109.4%の293億7200万円。特に2階インターナショナルブティックの高級靴「ロジェ ヴィヴィエ」「ジミー チュウ」「クリスチャン ルブタン」などがけん引する形で、客単価は同106.0%にアップした。消費税増税前の駆け込み需要とともに、外国人観光客による購買が目立って増えた。銀座店の免税の売上高は約2倍になった。