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101歳の化粧品販売員の極意は「正直一本やり」 ポーラのビューティーディレクター堀野智子さん

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PROFILE: 堀野智子/ポーラ ビューティディレクター

堀野智子/ポーラ ビューティディレクター
PROFILE: PROFILE:(ほりの・ともこ)1923年4月9日生まれ。18歳で電電公社に勤務し、23歳で結婚。62年に39歳でポーラの「ビューティーディレクター」の仕事を開始。2007年、84歳で累計売上高1億円を達成。23年、100歳で「最高齢の女性ビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録認定。24年にその記録を更新。7月に「101歳、現役の化粧品販売員 トモコさんの一生楽しく働く教え」(ダイヤモンド社)を上梓 PHOTO:CHIKA SIRAISHI

101歳で“現役”のポーラのビューティディレクター(=化粧品訪問販売員)として活躍する堀野智子さん。仕事を始めた39歳から勤続62年、直近20年間は月10万円以上の売り上げ目標を達成し、累計売り上げは1億2670万円(24年4月時点)に上る。100歳を迎えた昨年、「世界最高齢の女性ビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定され、今年はその記録を更新した。一度も辞めたいと思ったことがないという堀野さんの仕事の原動力は「みんながきれいになって喜んでくれること」に尽きる。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月23日号から抜粋・加筆しています)

ポーラとの出合いは3人の子育てに奮闘していた30歳のころ。友達に紹介された女性があまりにもきれいで、「『何歳だと思う?』なんて聞かれて。同世代じゃないの?って返したら、50歳だっていうの。驚いちゃって。昔は50歳だとおばさんのイメージがあったのに、とっても素敵な人だったの」と、衝撃を受けたその女性が使っていたのが「ポーラ(POLA)」の化粧品だった。

当時の堀野さんは化粧っけもなく、「夫に1回だけ『身だしなみっていうのがあるんだよ、口紅くらいつけておきなさい』って言われたことがあって。それが身に沁みてね」と、切ない気持ちを抱えていた矢先の出来事だった。その思いがよぎり、「私も使ってみたい!」と、まずは基礎化粧品を月賦で購入した。「そうしていたらスキンケアの次はファンデーションが塗りたくなるわけ。色々と使ってみたの」。

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