健康志向の高まりと共に上昇しているのがオーラルケア市場だ。コロナ禍を経た今、人々の関心は口元の美しさに寄せられている。「笑顔は人も自分も幸せにする。すてきな表情のために美しい歯を保ちたい」と語るのは、日本が世界に誇るバレリーナの中村祥子。自信に満ちた表情づくりのために、継続的な努力を欠かさないという。そんな彼女の考えに共鳴したのは、長きにわたりビューティ業界の第一線で活躍してきたヘア&メイクアップアーティストの冨沢ノボルだ。表現の世界で活躍する2人が築いてきたキャリアと自信の源を聞かせてくれた。
逆境でも“諦めない”精神
中村祥子が歩んだプロへの道のり
「姿勢が美しい女性になってほしい」という両親の願いからバレエのキャリアをスタートしたという中村。仕事として踊れるのはごく限られた人だけという厳しいバレエの世界で生きてきた彼女はこう語る。「私自身もたくさんの壁にぶつかり、舞台に立つことが怖くなることもありました。特に痛感したのは、コミュニケーションの重要性。初めて大きなソロをもらったとき、1番になりたいという気持ちがつい強くなってしまい、いつも2回転していたところを3回転しようとしてつまずいてしまったのです。監督に『君だけの舞台ではない。君の失敗がみんなの責任になってしまう』と叱責されました。その時、舞台に立つことの責任を改めて痛感するとともに、ただ踊るだけではなく、どんな場所でどんな人達と踊るのか──コミュニケーションを取ることでみんなと調和し、チームワークを築いていくことの大切さを学びました」。
これまでに多くの壁を乗り越えることができた理由について尋ねると「何度挫折しそうになっても、踊ることでいつもとは違う自分になれる瞬間が大好きで、諦めきれなかった」と中村。「諦めずに続けていれば、次の日には新しい何かが見えたり、誰かからヒントをもらえたりする──“諦めない”ということは、今までの私を保ってきた大切な精神。1年間同じことを続けるのはとても難しいですが、続けたその先ではその積み重ねが自分にちゃんと返って来る。そうして前を向いて継続することこそが、自信につながるのだと思います」。
アーティスト・冨沢ノボル
ヘアメイクを通じて出合う最高の瞬間
1 / 3
「中村さんと同じく、私も“Never give up”の気持ちを大切にしている」と語るのは、日本のビューティ業界で第一線を走り続けるヘア&メイクアップアーティストの冨沢ノボルだ。学生時代からヘアメイクに関心を持ち、東京、ニューヨークでキャリアを積んだ冨沢は昨年、活動30周年を迎えた。長年のキャリアを持つ彼だが、2020年のパラリンピック閉会式のヘアメイクを担当した際には新たな発見があったという。「ある出演者の女の子の『ピンクのエクステをつけたい』というリクエストに応えたとき、その子が『ありがとう』と言ってくれました。実はその子は障がいのため、26年間全くしゃべっていたなかったのだそうです。驚いた通訳の方に『ヘアメイクって人をしゃべらせることもできるんですね』と言われ、自分の世界がさらに広がりました。これまでは美しさを追求することが何よりの仕事だと思っていましたが、それだけではない──こんなふうに人を幸せな気持ちにしてあげられるのだと改めて気づくことができたのです。ヘアメイクをして、外見だけではなく、内面的にも変身していくさまを見るのがたまらなくうれしい。そんな瞬間に出合うたびに、この仕事を続けてきてよかったと感じます」。中村はバレエ、冨沢はヘアメイク。厳しい世界で活躍する両者に通ずる“諦めずに続ける”精神こそが今の2人の自信へとつながっているのだ。
日々のケアで口元に自信を
「歯磨き堂」の
“薬用ホワイトニングペースト”
1 / 3
中村祥子 × 冨沢ノボル
SPECIAL MOVIE
HAIR & MAKEUP : NOBORU TOMIZAWA(CUBE)
PHOTOS : KENJI OTSUKA
MOVIE : SO MATSUZAWA
STYLING : REMI KAWASAKI(TRON)
ブレッシン
0120-012-543