テキスタイルメーカーの植山グループは、ファクトリーブランド「シャトルノーツ」の海外展開を本格的にスタートする。日本のヴィンテージの技術や風合いを現代のファッションと融合したコットンファブリックを、国内外の有力ブランドに販売してきた。1月19〜21日にNYで開催されるメンズアパレルの見本市「リバティ ファッション&ライフスタイル フェア」に初出展する。「シャトルノーツ」ではモノ作りと販売の場を日本に加え、NYやLAなど海外にも広げ、シャツを中心に、ジャケットやカットソー、パンツなどを販売する。
植山グループの丸和商事は2007年に欧米向けのテキスタイル販売をスタート。古い紡績機も駆使して、本物のヴィンテージのテイストを追求するモノ作りの姿勢が、「アミ アレクサンドル マテュッシ」などのデザイナーズブランドから支持を集めている。有本敏浩「シャトルノーツ」ディレクターは、「僕らが生地作りの点でこだわっているのは、ありそうでなかったもの。『シャトルノーツ』は、日本ではすでにユナイテッドアローズと組んで展開している。海外でも独自のポジションを持つブランドとして広げていきたい」という。