「フェンディ(FENDI)」の2025年春夏コレクションは、オーガンジーなどの薄くて、軽やかな素材を駆使したガーリーなムードに溢れた。バッグやシューズ、チャームなども、薄くなめしたレザーをパステルカラーに染め、遊び心がありつつもクラフツマンシップを駆使したチャームをあしらうなど、ガーリーなムード全開だ。
バッグの注目は、“マンマ バゲット”。従来は、少し大きめのショルダーバッグだったが、今回は柔らかなレザーにドローコードを通して、形が変えられるよう進化した。ランウエイではハンドルを手首に通して、チャームを重ねづけて自由に闊歩する。そのチャームは、ジャムの瓶を模したり、オーガンジーの中に花を閉じ込めてティーバッグのように見せたり。ファーで作ったコサージュ、マイクロミニサイズの“マンマ バゲット”もチャーム感覚で楽しむ。“マンマ バゲット”は、洋服同様、オーガンジーを用いたタイプもある。ここにも、中にはファブリックで作った花弁を閉じ込めた。
シューズの注目は、「レッド・ウィング(RED WING)」とのコラボだ。アッパーを「フェンディ」、ソールを「レッド・ウイング」が制作し、ソールには両ブランドのロゴを刻んだ。もう一つのシューズは、バックストラップ。オーガンジーに刺しゅうを施した靴下を合わせる。