渋谷区は、宮下公園を整備する民間事業者に三井不動産を選出した。2020年の東京五輪に照準を合わせ、フットサルコートなど既存のスポーツ施設を生かした緑化を進めるとともに、新たに商業施設や宿泊施設を導入する。19年の開業を目指す。区が発表したイメージパースには、山手線と明治通りに挟まれた細長い宮下公園の敷地全体を覆うように半円形の植物棚が設けられている。フジなどの植物のトンネルの中にスポーツ施設や多目的広場を配置する計画だ。
宮下公園は10年にナイキジャパンが10年契約の命名権(ネーミングライツ)を取得。ナイキの名前を冠したスポーツ公園にする予定だったが、市民団体などの反対を受けて公園の改修はしたものの命名権は行使しなかった。再開発に伴うナイキとの今後の関係について渋谷区は「これから協議する予定」としている。